『とてつもない未来を引き寄せる予見力 』(苫米地英人著)より

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とてつもない未来を引き寄せる予見力」(苫米地英人著)より引用、要約ですが、私の文章もところどころ混ざってしまいました。

私たちが何かを考える時に「過去から現在を認識していないか?」と注意する必要があります。過去の認識や記憶によって「重要だ」と判断したことしか、現在の自分は認識していません。

つまり「あなたの目の前に広がっている世界は、あなた自身の過去の認識・記憶から成り立っている」ということです。

ようするに、「過去に縛られた現在」です。
私たちのほとんどはその視点から未来を見ようとしています。

この部分に気づかない限りはなかなか前に進めませんので、しっかりと認識しましょう。

私たちは過去から現在を見て、未来を予測、判断している。

苫米地博士は書いています。
『過去とは、「過ぎ去ってしまった、変えることのできない出来事」ではありません。「その人の記憶の中にある、起こった出来事に対する現在の解釈」です。』

私たちは、現在の解釈によりどうにでもなる過去と未来をもっていますから、「過去がこうだったから/定説がこうだから未来はこうなる」というのはひとつの思い込みでしかないことに気づきます。

認知科学においては「臨場感のある世界」がリアリティだと考えられています。
映画を見ている時にその世界に没頭していると我を忘れています。手に汗を握っていれば、その世界が「リアル」なのです。

情報空間においては、すべての未来も過去も、現在と同時に存在しています
未来イメージにリアル感が持てた場合、その未来はすでに起こっていると見ていいでしょう。

過去の出来事には関係なく、未来イメージを臨場感を持ってイメージでき、それがコンフォートゾーンになったら、それに見合ったものが見え出し、そうでないものが見えなくなります。望む世界のリアリティが増すほどに、それに関することが見えるようになり、関係ないことは見えなくなります。

「過去がこうだったから」という視点からしか見えなかったものが、「未来はこうなる」という視点から見えるものに変わるわけですので、見えるものが違ってきます。

描く未来には「現状の延長線上の未来」と「現状の外側にある未来」があります。

もちろん私たちは「現状の外側にある未来」を描く必要があります。

過去の奴隷になると「現状の外側にある未来」を描くことはできません。なぜなら「過去にはこうだったから」という記憶に基づいて判断をしますので、過去に失敗があれば、未来にもできないというレッテルを貼ってしまいがちになります。

会社に勤めている人がその会社で出世するのは「現状の延長線上の未来」となります。
会社勤めしか知らない人には、画家になって収入を得ることは思いつきません。そういうことが「現状の外側にある未来」です。

過去にとらわれず、「想像もできない未来」を臨場感を持ってイメージし、それがあなたのコンフォートゾーンになったとすれば、現在の世界の認識の仕方が劇的に変化します。

「どうやったらそうなれるのだろうか?」と考えなくても、人間のホメオスタシス機能(恒常性維持機能)が働き出し、その未来イメージの臨場感が強くなれば、そちらをリアルと思い、現在とのギャップを埋めるために動き出します。

現在にその未来の情報を収集し始め、今まで見えなかったこと、気づかなかったことに気づき始め、世界の見え方が変わり、自然とその未来に移っていきます。

脳は「とんでもない未来」を実現するために「とんでもない決断」をしてくれます。
それは、あなたの自我ががんばるより遥かに自動的です。

つまり「このままの自分ではいい人生にはならない」「過去がこうだったから、自分(の状況)はこうだから、未来がそうならないように変わらなくては」と今の自分を変えようと努力するのではなく、過去と未来を関連づける必要はないと気づき、過去の自分や経験に関係なく、今の自分が「とんでも未来」を設定して臨場感を感じてしまえば、世界は勝手にそちらに向かい始める、ということです。

今、この先起こることを危惧するより、それを通り越した「とんでもいい未来」をあなたが臨場感を持って感じることができれば、あなたの世界はそれに向かって調整を始めます。絶対にあり得ないと思えるようなこともいとも簡単に実現できることもあります。

これを信じるか信じないかは自由ですが、もし信じないとしたら、あなたのその判断基準はどこにあるのでしょう?

きっと過去の情報に基づいて「あり得ない!」とされていると思います。

私たちも宇宙もはるかにとんでもない可能性を秘めています。
過去の記録に基づいた未来の設定をする必要はありません。

今の世の中、信じていたものが簡単に崩れ(せ)るようになってきています。これは地球規模の話だけではなく、あなた自身のことにも当てはまります。あなたがこうだと信じているセルフイメージや人生に対する信念、人間関係などすべてに当てはまります。

柔軟に臨機応変に、でも不動心を持って、日々を過ごしてください。

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