祈る時に何を思い浮かべているのか?

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 ほとんどの人間にとって、祈りとは何もかも失敗したあとの最後の手段だ。当然、彼らの意識はどんなに祈っても叶えてもらえないのではないかという不安で満たされている。だから、その不安が現実のもとなるのだ。

明確な目標を持ち、それが必ず実現するという信念のもとに祈る人間は、大自然の法則を動かして、自分の強い願いを現実の形あるものに転化させることができる。祈りとはそもそもそういうものなのだ。

悪魔を出し抜け!』ナポレオン・ヒル

上記に書いてあるように、私たちが祈る時は、何か問題があったり、自分ではどうしようもない時に祈りがちです。

病気が治りますように。
試験に合格しますように。
恋愛成就しますように。
など。

もしそれが実現しなかったら、、、と思ってしまうので、そうならないようにと祈るわけです。

そういう祈りは不安から生じているので、自分が思い描く情景は不安が実現した情景です。だからそれが実現しやすくなります。

しかし「実現する」という強い確信のもとに祈るのであれば、祈る以前に自分の中で具現化されています。強い確信と書きましたが「何が何でも実現させる!」という根性論ではないです。

『大自然の法則を動かして、自分の強い願いを現実の形あるものに転化させることができる』というところがキモです。

すべてを自分の力でやろうと思うと壁にぶち当たりやすいです。
「実現することになっている」「すでに未来で実現している」と思えると、祈りも「叶えてください」という祈りではなくなります。

祈る時にそれが叶っている状況を思い描いているとしたら、祈りがそのままイメージングになっています。そう祈ることで、それを達成するための方法が現れます。大自然の法則が動き出すのです。脳がそういう情報を見つけ始めます。

同時に、大自然の法則が動き出すような願いを持つことも大事ですね。
「お金持ちになりたいです」と祈ったところで、大自然の法則は協力してくれません。
「あ、そう」で終わりそうです。お金持ちになって何をしたいか?が大切です。

強く熱い思い、あるいは淡々と静かな意図のもとに続いていく願いのエネルギーは状況を変える力を持ちます。「願いを実現する」というより「現実に転化させることができる」と書いてあるように、祈りにより生じるエネルギーとマインドの変化が現実を変えていきます。