最初の一歩が一番たいへん

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「最初の一歩が一番たいへん」といいます。

0から1に向かうのが一番勇気も労力もいります。
なぜならまだしたことのないことだから。

小学生の頃、電車に乗るのはいつも親と一緒だったのが、ある時たった一人で乗ることになった。いつも親の様子を見ているのに切符を買うのもドギマギします。いつも乗っているプラットフォームなのに、ここでいいのかと不安になります。

電車に乗っても乗り過ごしたらどうしよう? 切符を落とさないようにしなくちゃ、と緊張の連続です。

でも、何回かそれを経験すると当たり前にできます。

大人になって初めての海外旅行。
パスポートを申請するのも緊張します。
行く前の準備の時からあれを持って行こうか? これはどうしよう?と落ち着きません。

当日空港に行って、搭乗手続きもドキドキ。現地直行でなく、トランジットがあれば、間違えないように、乗り遅れないようにと緊張します。

けれども何度も海外旅行に行けば、平気になります。全然緊張しないし、飛行やトランジット時間を楽しんで、あるいは退屈して過ごします。

1回やってしまえば、次はやりやすくなります。その1回目を実行に移すまでがたいへんです。えいや!と崖からジャンプする心地。

実際にはそんな恐れるほどではないのですが、やったことがないと何かと不安要素を見つけてきます。やらない理由やうまくいかないだろう理由を探します。

人生はその連続。赤ちゃんの頃からやったことのないことだらけです。
毎回が挑戦。

立ったことのない自分が二本足で立って歩き出し、話せなかったのが言葉を話せるようになり、使えなかった箸が使えるようになり、逆上がりを覚え、乗れなかった自転車に乗り、漢字が書ける、計算ができる…

ものすごくたくさんのことができるようになります。これらのことは「できて当然だ」と思ったのでしょう。だからできるようになるまでやります。

大人になるほど、その基準が高くなります。
できること、できないことが出てきます。

できることだけしていては成長がない。
でもできないことはやりたくない。
失敗が怖い。

この狭間で悩みます。

電車に乗るなら、まず駅まで行ってみる。
切符が怖くて買えなかったら、翌日また駅まで行ってみる。
切符が買えたら改札を通ってみる。

海外に行きたいなら、まずはネットで検索する。
旅行代理店でパンフをもらう。
行くところを定める。
日程や費用をチェックする。
行くことに決めたらパスポートの申請に行く。
飛行機チケットを予約する。

と少しずつ前に進んでいけば、できないと思っていたこともできるようになります。

小さなことから始めていって、だんだんと行動範囲を広げていくと動きやすくなります。最初の一歩が難しいなら、それを10等分、100等分してちっちゃなできることを少しずつ増やしていくといいでしょう。

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