もし職場で厳しく叱られたら?
自分なりにがんばっているのに、先輩や先生、
上司、親にガツンと注意され、傷ついてしまう。
そういう経験は誰にでもあるでしょう。
感情的に揺さぶられますが、そういう時はあえて、
起こったことを冷静に見るといいです。
その時に考えられることを違う角度から見てみましょう。
例えば、
・自分の能力が満たない
この場合は自分の至らなさを反省しましょう。
そして能力を上げるために努力しましょう。
相手を喜ばせたい、驚かせたいという気持ちが
モチベーションになることもあります。
人を叱る、注意するのもエネルギーがいることです。
あなたのためを思って、それをしてくれたことに感謝です。
・相手の八つ当たりや偏見による場合
注意した側がイライラしていたり、憂さ晴らしをしたかっただけ、
ということもあります。
これは、あなたのせいではなくて、相手の感情コントロールや人格の問題です。
とばっちりですね。
その場合は、自分が気にする必要はありません。
きつく注意されることで気分は害しますが、
それをああだこうだと反芻してしまえば、自分の気分の悪さは消えません。
相手のとばっちりですから、いつまでも引きずりたくないですね。
さっさと気持ちを切り替えましょう。
・相手があなたのためを思って言っている
あなたには厳しくした方が伸びるだろう、ここで言っておかなければ痛い目に遭うだろう、と思って叱る場合もあります。あるいは、しっかり注意することで
けじめをつけたいとか。
この場合は、ムカつくけど感謝ですね。
あなたのことを心配してくれてたり、あなたを見込んでのことですから。
・あなたのことを嫌っている、見下している
相手の先入観だし、相手の勝手です。
あなたはこんな人と思って、そのように見ています。
この人は自分の嫌いなタイプとか、グズでのろまで、言ってもわからない人とか。
これは相手の偏見ですので、あなたは受け入れる必要はありません。
「ああ、そんな風に見られてるんだ」と思うぐらいで気にしなければ良い。
気になるようなら汚名返上。
もっと能力のある自分を見せればいいです。
嫌いだから意地悪するとしたら、その人の人間の質が低い。
相手にしなければ、いずれあなたの前から消えていきます。
しつこくちょっかいを出してくる場合は、
あなたの中にも何かこだわりがあるので、そちらを解決するがいいです。
・自分が気にしすぎ
注意されたからと言って、あなたの人格が否定されたわけではありません。
それを「やっぱり自分はダメなんだ」
「どうして自分にはできないんだろう」と
グジグジ悩んでも何も良くなりません。
その思いが一層自分を過小評価し、行動を鈍らせてしまいます。
自分ができてないなら、もっと良くなっていけばいいです。
何が問題かわからなければ、直接その人に聞いてみましょう。
・落ち込むのはあなたの勝手です
というと冷たい言い方ですが、早めに
ネガティブトークや感情は切り上げたがいいです。
そんなこと言っても、、、と思うでしょうが、
起こったことをネガティブに繰り返し考えてると気分が落ちていきます。
失敗した、ミスった、という事実があるなら、
どこをどうしたらいいか反省できます。
そしたらその話は終わり。
引きずらずに、「ではどうするか?」を考え、
次の展開に進みましょう。
一つの方向からでなく、
「違う見方ができないか?」
「相手の立場から見たら?」
と視点を変えてみてください。
・精一杯やっていたなら、まずは自分を褒める
私たちはパーフェクトではありません。ミスをしたことのない人などいないでしょう。どんなに立派でも偉くても間違いをします。
もしあなたが一生懸命、誠意を尽くしてやっていたのに怒られるとしたら、まだその人が望む水準に達してないことも考えられます。
でも自分なりに頑張っていたのなら、そこは評価してあげましょう。
自分なりに頑張ったけど、まだ上には上がある、ということです。
もっと自分はできる。
そう思えばいいです。
自分が至らないところは、素直に反省しましょう。
反省してより良くなるように精進すればいいのです。
感情的に対応しない方が気持ちが楽
感情的に文句を言う人は、その人自身にフラストレーションが溜まっています。
それはその人の問題です。
あなたまで感情的に対応しなくてもいいです。
というより、感情的に対応しないほうが楽です。
注意されたり、問題が起こることで、
私たちは気づけますし、成長していけます。
嫌な出来事、落ち込む出来事が起こった時、
悲劇のヒロインになったり、相手のせいにしていては、
大事なことに気づけません。
何事もどちらか一方が100%悪いなんてことはありません。
ネガティブ感情にどっぷり浸らないように。
そこはセルフコントロールしましょう。
感情が揺らいでいるときは、あえて理性的に考えるようにするといいです。
状況や自分の言動を分析してみるとか、違う角度から問題を見てみるとか。
感情が動くのは過去の出来事にリンクしているから
感情が高ぶるときは、自分の中にそのきっかけがあります。
それは過去の出来事に由来します。
それを見つければ、自分をもっと知ることにもなりますし、
その部分、癒されます。
そうなると
「起こってくれて、ありがとう」
です。
「次はもっとうまくやろう!」
と早く立ち直れれば、気持ちも楽に楽しくなっていきます。
「以前はこうだったけど、今回はこんな風に対応できた」
と自分を誇らしくさえ思うでしょう。
悦月(えつき)