痛みを感じるのは脳内現象
例えば、あなたが転んで膝を打ったとします。
「いてて…」と膝をさすりながら、膝が痛いと感じます。
膝を打ったんだから膝が痛いと感じて当然ですよね。
しかし実際は、膝そのものが痛みを感じているのではなく、脳にその危険信号が
伝達されて膝が痛いと感じます。痛いと感じているのは脳であって膝ではありません。
脳には痛みの情報を伝えるゲートがあります。そこが開閉して情報を振り分ける
そうです。鎮痛剤などで痛みが軽減されるのはこのゲートから入る情報を減らしてくれるからです。
私たちみんなが同じものを見ているようで、すべて自分の脳を通して認識されます。
体の痛みもそうです。頭痛がして鎮痛剤を飲んだら治ったと感じますが、治ったというより、緩和されています。
私は、手に軽いやけどをした時に自力で治します。やけどをしたという情報を書き換えるのですが、てきめんに効きます。そのまま放置しておいたら水ぶくれになるやけどがなんともなくなります。
脳内情報が書き換われば、現実も変わる
心と体はつながっています。
脳内情報が書き換わることによって現実も変わります。
言い換えれば、物理現象はすべては脳内現象であると言えます。
身体の痛みですら、そうです。
脳がいろんな情報を取捨選択してあなたに現実を見せています。
一人一人がみんな違う現実を見ています。
私たちは、物質世界が先にあって私たちが存在するように感じます。
しかしあなたの意識が消滅したらあなたの世界は消滅します。
あなたの世界を認識する術がなくなれば、確かめようがありません。
”それ”を認識する何かがなければ、”それ”は認識されません。
つまり、この世界は私たち人間の認識が作り出している世界だと言えます。
宇宙を宇宙だと認める意識がなければ、そこに宇宙は”あってない”状態になります。
自分の認識が自分の世界を作り出しているなら、それを変えるのも自分の認識となりますね。
悦月(えつき)