50歳で人生の半分
最近は「人生100年」と言われるようになりました。
現在の平均寿命は男性が82歳、女性が87歳だそうです。
でもまだ伸びていくようです。
これは平均寿命ですから、100歳まで長生きする人もいれば、若くして亡くなる人もいます。多くの人が「まだ生きれるだろう」と暗に思っています。
人生100年生きるとしたら50歳でちょうど半分です。
昔なら50歳ならもうおじいちゃん、おばあちゃんです。孫がいる人もいるでしょう。
今の50歳は、10代、20代からみるとさすがに年寄りに見えますが、実際はすごく若い人も多いです。何が若いかというと、気が若い。気が若いから年齢も若く見えます。
あなたが30代なら、人生3分の1が過ぎたところ。
半分にも達していません。
世間的には、30代でそれなりの成果を出していなければ、その後もそんなもの
だろうと思われています。
50代になってしまえば、もう人生変えるのは無理でしょ?みたいな。
でもこの感覚は人生が60〜70年の頃の感覚ではないでしょうか?
人生60年であれば、30歳が半分です。
昭和25~27年が平均寿命が60歳前後です。
その頃は男女の差は3.4歳でした。
その後、どんどんと寿命も男女差も伸びていっています。
平成18年には男性79歳、女性85.81歳。
男女差は6.81になっています。
女性より男性の平均寿命が短いのは、定年後の過ごし方によるのでは?と思います。
会社の役職がなくなり、肩書きのないただの人となった時に、自分の楽しみを追求していける人は長生きします。
役割を終えたと思ってしまえば、生きている理由がなくなってしまいます。
生きる気力が衰えれば死期も近づきます。
それだけの理由ではないですが、十分言えていると思います。
老いるほどに経験も知識も増す
40代、50代、60代になっても、人生に希望を持って追求し続ける人は若々しいですし、楽しそうです。
まわりから年寄り扱いされたとしても、あまり耳を貸さない方がいいです。
「自分は年とった」という気持ちはあなたを老けさせます。
年をとると、口癖のように「私はもう年だから…」という人がいます。
これ、言う度に少しずつ老けてると思った方がいいです。
病は気から。老いも気から。
それぞれの年齢によって感じ方も経験することも違います。
美しく老いたいですね。
歳をとればとるほど、知識と経験が増えて、慈愛溢れる賢者のようになっていけたらいいなーと私は思います。
老いるってのは、本当はそういうことじゃないかな?
いろんな人に会って、いろんな場所に行って、人生経験を積んで、人間が豊かになって、年相応の輝きを持つ。
老いることは決して悲しいことではなく、人生の勲章みたいなもの。
生き仏や村の尊敬される長老みたいになって、たくさんのお年寄りが年下の人たちの精神的サポートになればいいですね。
年取ることや、お年寄りに対する私たちのイメージが、老ける、美貌が衰える、病気、介護、認知症、孤独死、年金問題などマイナスのイメージが強いです。
だから年取ることに恐怖を感じます。
明るい老後をイメージできている人は、その未来に向かっています。
自然とそうなるように無意識に行動しています。
なぜなら自分の中にそのイメージがあるから。
50歳で人生半分だとしたら?
あなたはこれからどのように人生を歩みたいですか?
悦月(えつき)