ドーナツの真ん中はなぜ空いている?
それはドーナツが円形だから。
真ん中が空いてなかったら
ドーナツではなくなってしまうね。
人は実体のある形の部分しか見ないけど、
何もない空間はとても大切。
コップだってお茶碗だって、
空間があるから物が入れられる。
空白を持つことはとても大事。
それがあるからこそ物として役立つ。
穴が空いていても嘆くことはない。
なぜならそれは何かをいれるため。
そのままで役に立っている。
けれどもそれは目に見えないから。
目には見えない空白を楽しみながら
美味しくドーナツを食べたいね。 (15706)
見えるものだけを見ていても本質は見えない
私たちは目に見えるものを重視しがちです。
しかし、コップやお椀、箱、家、バッグなどすべて
物を入れる空間があるから成り立っています。
ドーナツも穴があるからドーナツに見えます。
穴なしドーナツもあるみたいですが、
典型的なドーナツといえば、リング型です。
外側ばかりを見ていても本質は見えません。
器は、その形と物を入れる空間との両方が
うまく成り立っていて初めて、その機能が発揮されます。
家は、柱や壁、屋根がなくては困ります。
また住むべき空間が空いているからこそ
快適に住むことができます。
どちらかが機能していなければ、
その家には住むことができません。
不完全だから進化&成長できる
私たちは、いろんな欠乏や不足を埋めようとします。
それがあってはいけないように思いがちです。
しかし完璧に埋まってないからこそ、
そこを満たすことができます。
それは成長の伸びしろであり、新たに
なにかが芽生えるきっかけとなるものです。
もしあなたが日常生活や自分のスペースを
いろんなもので埋め尽くしているのなら、
少し空白を作りましょう。
そうすることで、見えなくなっていた
ものがみえてくるでしょう。
ゼロになれば、また始まる
空間だけでなく、時間も同じくです。
何もない空間、何もしない時間を持てば、
そこを新しく何かで埋めたくなります。
その時に今までと同じものを入れるより、
新しいものを取り入れていくと、
新しい流れが始まります。
悦月(えつき)