あなたの頭の中は何に占められているか?
私たちは毎日毎日ほぼずっと何かを考えています。
何を考えているか? 思っているか? があなたの未来を創っていきます。
もし雑念や悩みがぐるぐると頭の中をかけめぐっているとしたら、それはとてももったいないです。過去のことや自分のことをうだうだと頭の中で考えていても、考えれば考えるほど損得勘定思考になり、動けなくなっていきます。
不安で動けないというのは「失敗したくない」という意味で損得勘定です。
そうやって悩んでいるよりは何か行動に移してしまう方が進展は早いです。
知らず知らずのうちにためこんでいる
昨年末、私のMacが容量がいっぱいになってしまい、困りました。調べてみると、システムが80GBを超えて、容量の約半分を占めています。探しに探してやっと無駄に蓄積された情報を見つけました。システムのLibraryの中のcontainerの中のファイルの中の一つでした。初めてみるファイルでした。
そして、クラウドで使っていたドライブがパソコンと同期されていたのを発見しました。容量を増やさないためにドライブに入れたはずのデータがパソコンにも保存されていたという顛末でした。
システムの中の話なので、パソコン素人の私はよっぽどのことがない限り、手出しはしません。そのまま気づかずに放置されていたわけです。
そのために私の作業に支障が出てしまいました。もうそのダブった情報は削除したので、今は快適に動いています。
多すぎる情報は足をひっぱる
ずっと考え事をしている私たちのマインドも情報で占められています。
過ぎたことを繰り返し考えていると、その上にまた新しい情報が来ますから、どんどんと溜まっていきます。不必要になった情報はできるだけ削除していかないと重くなっていきます。
例えば、やり残していること、やりたいと思いながらずっとやっていないこと、使おうと思って溜め込んでいる物、たくさんのタスクリストなどは、あればあるほど、気持ちが重くなって行動が鈍ってしまいます。
一回リセットする方が効率がよくなるでしょう。
くりかえし思い出すことは重要視される
記憶としては、すべて短期記憶か長期記憶として保存されていきます。すべてが保存されるわけですが、思い出すのは短期記憶にあるものです。
くりかえし思い出していれば、それを大事なものだと脳は判断します。そして、すぐに取り出せるよう、短期記憶の中に入れます。
しかしながら、くりかえし思い出すのは、重要だからというより、気にかかるからです。
好きなことや興味を持っていることを考えるのは楽しいですが、イヤなこと、不安なこともくりかえし思い出します。
これはクセみたいなものですから、自分で変えていくしかありません。
イヤなことを繰り返し思い出したところで、イヤな気持ちが変わるわけではありません。むしろ、ますますイヤな気持ちになります。でもついやってしまいます。
311の地震の時、もう見たくないと思いながらも、テレビの津波の場面を見ていた人は少なくありませんでした。それで精神不安定になるのなら見ない方がいいのです。そういうことは自制できる自分でありたいですね。
気持ちの切り替えを早くしよう
深刻に考えればいくらでも深刻な問題になりますが、早く解決の糸口を掴んで行動に移せば、次の段階に進めます。
うまくいけばよし。
うまくいかなければ、他の方法を考えればよし。
これでないとダメ!と考えない方がいいです。
執着は苦しみと痛みの元です。
あなたの考えが苦しみと痛みを生むのか?
楽しみや幸せを生むものなのか?
生産性のあることを考える方があなたの未来は確実に良くなります。
あなた自身の情報空間がクリアな状態であればあるほど、
新たな質問とリクエストにより、新しい流れがやってきます。
悦月(えつき)
pb20160317