未来から選択する
「未来から選択する」
意味は文字通り。
「未来を先に見て、未来がこうなるから今こうする」という順序です。
通常は「過去こうだったから未来はこうなるだろう」と予測を立てます。
しかしこれをすると、過去の延長線上の未来になる可能性が高くなります。
「以前と同じようにしていれば大丈夫だろう。」
そんな感じですね。
無難で安心ですが、変化に乏しく、チャンスと成長の場を見逃してしまいます。
例えば、新型コロナウイルスがなぜこんなに恐れられているのか?
それは未来が見えないからでしょう。
今までに経験したウイルスであれば、こういう措置をとればいいとか、この先こうなるだろうという推測が成り立ちます。が、新型コロナウイルスはまだ未知のウイルスなので、まだ誰もこの先どうなっていくか読めません。
ニュースを見ているとわかりますが、コロコロと話が変わり、あっちこっちで違うことを言ってます。やたら恐怖を煽っているのは共通しているようです^^;
未来が未定なら、明るい未来を想像(創造)しよう
これ、見方を変えてみましょう。
未来はまだ未定。
ならば、先に明るい未来を作ってしまいましょう。
(情報空間に、つまりイメージの中で)
そしてその未来に向かって少なくともあなたは進んでいきましょう。
できればまわりの人たちを巻き込んで。
不安になるのは、気づかぬうちに不安な未来を思い描いているからです。
そのほとんどはメディアや周りの人たちからの与えられた情報によるものです。
それ、書き換えましょう。
今、何が起こっていようと、あなたは自分が選んだ未来から、今、自分がどうあるかを選択しましょう。
ここが定まると「自分が選択したから」「自分が選んだ未来だから」と自己責任が取れます。そうすると腹が据わってきます。
「自由に未来を選択していいよ」と言われたら、あなたは不幸な未来を選択したいとは思わないでしょう。うまくいく未来、幸せな未来を選択すると思います。
未来はそうなるんだと思って行動するなら、今のあなたの行動や意識も波動アップします。
やることも見えてくるでしょう。
あなたは輝かしい未来に向かうのだから、今、腐っているわけにはいきません。
コロナ騒動の余波を受けているなら、それは輝かしい未来に向けて、あなたを押し出そうとする流れがきているということ。
そのためにできることをしていきましょう。
クリエイティブなマインドを育てていこう
変化を恐れないことが大事です。
こういう時に臨機応変に対応できるマインドを日頃から作っておくこと。
それは、動じないことと、クリエイティブに発想すること。
これからはますますこのマインドが大事になります。
今までのように、言われるがままに動けばうまくいく時代ではなくなってきています。
自分で状況を判断し、未来を見据えて、淡々とやることをやっていくこと。
これからしばらくはいろいろと厳しい状態になりかねません。
ますます自分の内的世界をしっかりと持つことが大事になっていると感じています。
連日の報道を聞いて、気持ちが沈みがちな人も少なくないと思います。
それもまた自分が選んでしまっているということ。
同時に、違う未来もあなたのそばにありますから、そちらに気づきましょう。
今、不安すぎて、いい未来が思い描けない
そうはいっても、今、不安でいっぱいであったり、現状や過去にとらわれすぎていていい未来が想像できない、、、ということはよくあります。
まずそういう時は、未来を考えているようでほとんど過去について考えています。
今までこうだったらからまたそうなるだろう。
私はなんでいつもこうなのだろうか?
私はこれが苦手だからうまくいかない。
あの人はいつもああだ。
これからどうなるか心配だ。
「今までこうだったらから…」というのは過去基準です。
「私はなんでこうなのか?」と悩むのも過去に由来します。
「私はこれが苦手だから」も過去から来ますね。
誰かについてイラつく時は、過去の経験が元になっている場合がほとんどです。
「これからどうなるか心配だ。」は未来を向いているようですが、どうなるかわからなくて心配しているのですから未来は真っ白状態です。思考が未来に向かって動いていません。
未来からの風が私に向かって吹いてくる
未来を ”前方からやってくる風”、つまり向かい風だと思ってください。
風があなたに向かって吹いてきたら、吹きつけたあとは通り過ぎていきます。
風を受けている最中は「冷たい」「清々しい」など感じますが、過ぎ去った風のことは
もう忘れています。目の前にやってくる風に注意が向きます。
あなたに向かってくる風を未来だと思ってください。
前方からあなたの方にやって来ます。
過去はあなたを通り過ぎた風です。
時間が経てば消えていきます。
前からどんどん風が吹いてくる時、あなたは前方の風を感じます。
過ぎ去った風には目もくれません。
「未来を先に見る」とは感覚的にそんな感じだと思ってください。
未来は止まることなしに、風のようにあなたのもとにやって来ます。時間は刻々と過ぎます。風があなたの顔に吹きつけた瞬間にもうそれは過去になります。
もしあなたが、風がやってくるもっと先を見ている(感じているとしたら)、その風を避けたり、厚着をしたりできます。
いい未来を先取りする
武道で、相手が動く直前に、その気配を察して動けば、相手の体の動きよりも先に対応できます。相手が動いてから動くのでは遅いです。相手の体が自分の体に触れてから対応しようとすればなおさら遅いです。
事前に相手の動きを察知していたら体が触れる前にこちらが動いています。
要するに、「未来を先取りする」ということですね。それも明るい未来を。
暗い未来を先取りしても心配事が増えるだけです。
対策として最悪を考えて準備するのはありです。それはより良い未来を得るためにすることですから。しかし常に悪い方へと考えてしまうとそれを引き寄せてしまいます。
いい未来を先取りすること。
そのためには事象が現れる前に、あなたの心の中では「すでに起こっている」ことが大切です。あなたの心が先取りするのです。
自分の心象風景を望む風景に変えていきましょう。
向こうから吹いてくる風はあなたのことはおかまいなしに吹いてきます。
「薄着だから風を弱めてあげよう」などと考えません。
あなたも過去や今の状態にこだわらず、好きなように未来を想定しましょう。
思い描いたもの勝ちです。
未来はあなたのために遠慮したり、気を使ったりしません。あなたが気を使って「私はこれだけでいいわ」と言えば、「あ、そう」で話は終わります。過去にとらわれていたら「ふうん〜」といって、風が過ぎ去るように通り過ぎていきます。
子供がサンタクロースに手紙を書くように「私にこれをプレゼントしてください」と未来にお願いしましょう。そして「もっといいものがあるなら、そちらでもいいです」とちゃっかりつけ加えるのを忘れないようにしましょう。
悦月(えつき)