俯瞰的な視点を持つと感情がなくなるのか?
俯瞰的な視野を手に入れると、人生がつまらなくなるのでは?
と聞かれることあります。
俯瞰的な視野とは、上空から地上を見下ろすように、
広い視野を持って、いろんな角度から物事を見ることができることを言います。
いろんなことを達観して、「ああ、それもありね、これもありね」と
すべてが受け入れられます。
嫌なことがあっても、相手の気持ちや、なぜそうしたか?が見当がつきます。
そうだよね、辛いよね、そうしてしまうのもわかるよ、とか、
あの人はそんな風に受け取るのか、そう反応するのか?
と客観的にとらえます。
そうなると、いつも冷静で淡々と過ごすようになって、
人生がつまらなくならないか?という疑問ですね。
現実は、あなたが主人公の映画のようなもの
映画を見ているのに似ていると思ってください。
映画を見ている時は、ハラハラドキドキしたり、悲しんだり笑ったりします。
でも映画が終わるといつもの自分。
楽しかったなー、 面白かったなー、怖かったなー、 悲しかったなーは娯楽の一部。
映画に没頭して、我を忘れている時もあれば、
「これは映画だ」という意識を持って
”人ごと” として一歩置いて観ている時もあります。
楽しいことには我を忘れて、
辛いこと、悲しいことなどの時は一歩下がって
「これは自分が作り出している幻想だ」と思えると気持ちが楽です。
自分が体験している現実は、自分が作り出している幻想だと思うと同時に、
自分は登場人物の一人だという視点を持つこと。
すべてを楽しむために私たちはいる
バーチャルゲームの中に自分がいることは知っている。
その中にいる時は、痛みは痛いし、泣いたり、笑ったり、感動したり。
でも時々すっと引いて、そういう世界を楽しんでいる自分を思い出す。
そうすると、感情はぶれなくなってきます。
確かに感情的には希薄になるところもあります。
でもジェットコースターのように、感情をアップダウンさせるドラマティックさよりも、
淡々とやることやっていく静かな情熱の方が私は好みですね。
あなたはいかがでしょうか?
悦月(えつき)