あなたは何者?
自分が何者か?
それが言えないと、モジモジと部屋の隅に隠れたくなってしまいます。
長い間、会社員をしていると、自分はこの会社に勤めているという肩書きがあります。
脱サラしたり、定年退職すると、肩書きがなくなってしまうので、それを恐れる人がいます。
「何、されてるんですか?」と聞かれた時、
「会社員です」「鍼灸師です」「学生です」とステイタスが言えるとホッとします。
「肩書き」という自分の一つのアイデンティティです。
が、無職だったり、ニートをしていたり、アルバイトをしていると、
自分は何者か言えなくて困ることがあります。
それで人間が決まるわけではないです。
けれども、そういうところで、人を判断する人は少なくありません。
自分が何者か言えないと、はみ出し者のような気分になります。
しかしあなたの持つパワーが肩書きによるものだとしたら、
そこに依存しすぎないがいいでしょう。
何かの役職だったり、お金持ちだとか、業績を持っているのは素晴らしいことです。
しかしそれがなくなっても残るもの。
そこに、あなたの本質があります。
あなた自身のパワーが輝き出すとき
要するに、人間としてどうか?ということです。
自分がまとっているものを自分だと思ってしまうと、それがなくなれば、自分を見失ってしまいます。
しかしそれがなくても輝くものがある。
それはあなた自身のパワーです。
そういう人は、社会的肩書きがあろうとなかろうと存在感があり、人からも慕われます。
この資格を取れば、この役職に就けば、収入が増えれば、、と思いがちですが、それなくしても輝ける自分。
裸一貫でも存在感があり、人間的にも素晴らしい。
そんな人はステキですね。
悦月(えつき)