ピンチはチャンス
家を建て替えたいと思うなら、
古い家を壊さねばなりません。
古い家が建っているままでは、
その家を部分的にしか変えることはできません。
大きな変化を遂げようとするときは、
今ある家をいったん壊して、新しい家を
建て直すぐらいのことが起きます。
今までの価値観や信じていたことが
ガラガラと崩れ落ちてしまうこともあります。
そのときはどうしようもないほど落ち込むし、
この先どうしていいかわからなくなります。
でもそれは新しい家が建つ予兆です。
そのために、今までやってきたこと、
信じてきたことなどがいったんリセットされます。
その時は、「今までの人生、
意味のないことをしてきたんじゃないか?」
とすべてが無意味に思えます。
しばらくしんどい時期を耐え忍ばねばなりませんが、
次に備えていれば、大きな飛躍につながります。
今まで信じてきたことが崩れれば、
古いマインドがリセットされます。
何かを変えなくては、と真剣に考えます。
そして、あなたの信念や生き方が大きく変わります。
季節には春夏秋冬という流れがあります。
人生にも似たようなサイクルがあります。
新しく生まれ変わった自分をイメージしてみよう
季節は誰に対しても同じ時期に訪れますが、
人生サイクルは人それぞれの流れがあります。
あなたは、新しい家を建てる前に
十分に考察するでしょう。
今の家よりももっと居心地よく、
便利になるような作りを望みます。
家の中を実際に歩いているかのように
イメージして住み心地を点検します。
そこで暮らしている様子を思い描きます。
実際に家を建て替えるとき、
住み慣れた家が壊されるのは悲しく、
センチメンタルな気分になります。
しかし、すっかり平地になって地鎮祭が
なされる頃には、清々しい気持ちになります。
新しい家で過ごすことになる日々に思いを馳せます。
新しい家に住み始めれば、まもなく
その家に住むことにも慣れて快適になっていきます。
あなたが欲する未来は、その家のようなものです。
今の自分という古い家を取り壊し、
新しい家を自分の心の中に建てましょう。
今の延長線上にある未来を壊し、
新しい未来を構築しましょう。
古い自分が取り壊され、新しい自分が構築されるとしたら、
どんな自分になっていたいですか?
自分が実際に住む家を想像するように、
自分が望む未来を想像してみましょう。
悦月(えつき)