現状の自分を変えるためにできることとは?

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

ゴールが見えていると向かいやすい

こんな話があります。

ある人がドーバー海峡を泳いで渡る挑戦をしました。しかし天候が悪く、泳いでも泳いでも向こう岸が見えず、苦しくて途中で断念してしまいました。

が、その人は岸がそう遠くないところまで泳いでました。あと少しだったんですね。

その人はあとで言います。

「もし岸が見えていたら、私はあきらめずに泳ぎ切っただろう」

あなたにも似たような経験があるのではないでしょうか?

ゴールが見えていたからたどり着いた、あるいは、見えてなかったから断念してしまった…。

「あそこまで行けば、達成!」とわかっていれば、あきらめずにそこまで行こうとします。けれどもそれが見えなければ、あとどのぐらい続ければいいのかわかりません。

意志を持続させるのは自分との戦いです。
私たちは何かと人生で悩むことがありますが、それも自分との戦いです。

ここで終わり、と思えば、それで終わりだし、ゴールにたどり着くまでやり続けるのなら、きっとたどり着くでしょう。

といっても、努力、努力と無理して頑張り続けるのは違います。

やりたいからやっているか?

自問自答しましょう。

現状を変えたいけど、変えたくないというジレンマ

「夜明け前が一番暗い」といいます。
変化の時期には、今までの古い状態や価値観がいったん崩れることはよくあります。また、二進も三進もいかないと思った時に、新しいアイデアが生まれることもあります。

現状維持したい、したくない…。

そのはざまでで葛藤します。

変わらない場合は変えたくないものがあります。
つかんで離しません。気づいていないこともあります。

そこをみたくないし、さわりたくない。
あるいは、見えないふりをしている。

でも変わりたい。

そのジレンマで苦しみながらも、今の状態に甘んじてしまいます。

霧の中で悩んでもしょうがない

濃い霧が出ているとまわりが見えなくなります。霧が邪魔して見えなくても、そこにある風景はそのまま変わらず、そこに存在しています。ただ見えないだけです。霧が晴れたら今まで通りの風景が現れます。

心がもやもやする状態はこの霧のようです。
心に霧がかかっていると、クリアに見えなくなっています。しかし、事実はそのまま変わらず、そこにあります。

霧はいつかは晴れますし、あなたが霧の中にいるだけなので、霧のかかっていない場所に移動すれば、クリアな風景が見えます。霧の外に出てみれば、「霧が濃かったからまわりが見えなかったんだ」と改めてわかります。

目の前の現実だけを見て動揺しているのは、霧の中で「見えない、見えない」と言っているのと似ています。

問題をその問題の外から、あるいは、もう一つ高い視点から眺めることができると、解決策が見えてきます。

前向きに自分を追い込んでいこう

「もう絶対イヤ、変える!」「なにがなんでもあっち側に行く!」となれば、人は動きます。本気で欲すれば、行動は変わります。が、たいてい今までの価値観や観念がその邪魔をして、その決断を鈍らせます。決断できないから、今までの判断基準が首をもたげるとも言えますが。

どうやって自分をそういう状態に追い込むのか?

多額の借金を抱えるなどの崖っぷちに立つような悲壮な追い込み方はお勧めしませんが、前向きに追い込むのはぜひやってください。自分の殻を破るためになにかしましょう。

ゴール設定もそのためにします。
自分の殻が破れなくてもたどりつけるゴールは、いいゴールではありません。

今の自分を捨てるのは勇気がいりますが、清水の舞台から飛び降りるつもりでやったほうがいいですね。

そのためには、

自分らしくないことをする

といいです。

「自分なら絶対にしない」と思うことをやってみる

現実が変わるのは、自分の見方、受け取り方が変わるからです。

霧があってもなくても、起こっていること自体はかわりません。
自分のマインドが物事をはっきり見えなくします。

ならば、自分の目を曇らせる古い自分を捨てていきましょう。

悦月(えつき)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする