エピソード9:親を理解するということ

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エピソード8はこちら

手相カウンセリング&リーディング

起業したはいいものの、ビジネスや経営については何一つ知りません。会社に勤めたこともありません。自分で勉強しながらやっていきました。

手相は運良く順調に進みましたが、手相を一生の仕事にはしないだろう、これは通過地点だなということは最初っから感じていました。でも8年間、手相カウンセリングを続けました。

手相鑑定ではなく、手相をもとにしたリーディングとカウンセリングです。

今、手に現れている相は「今のあなたが変わらないままいくとこうなりますよ」という現れだと私は思っています。その未来を伝えることはあまり意味ないどころか、悪い暗示にかけてしまう可能性もあります。

手相を見れば、その人の傾向や強みなどがわかります。ならば、どうしたらもっといい人生が歩めるか、その人が望む人生にしていけるか? そちらをお話しする方がその人のために良いと思うようになったので、手相鑑定はすぐにやめ、手相をもとにしたリーディングとカウンセリングをするようになりました。

親との問題を解決しなくては前に進めない

たくさんの人を観てきましたが、問題の出発点はほとんど親子関係です。
そこが修復されてないと、ずっと残りの人生でひきずってしまいます。私自身、そこに半生とらわれていた人間でしたからよくわかります。

母親との問題は人間関係に影響して、父親との問題は収入や仕事など社会的な部分に影響を及ぼすと言います。

起業してからしばらくして、親と向き合わないと人生これ以上前に進めないと思う時期がやって来ました。お金を得ることや成功することへのマインドブロックがあるんですね。

父親と向き合わねば、もう人生、先に進めない、どうにもならないと思い、直に親に直面することにしました。経過は端折りますが、ちゃんと向き合ったおかげで長年の確執がきれいさっぱり取れました。初めて親側の視点から見ることができたと言っていいでしょう。自分の視点とはずいぶん違っていました。現実が180度変わったと言ってもいいぐらいでした。

罪悪感、被害者意識を手放していく

その後「現実は自分が作り出している、すべては自己責任」という考え方を学ぶのですが、自分で経験したのですごく納得です。

今までの半生の自己否定感や自分のネガティブなところや親の呪縛など、すべて自作自演、自分がそのように受け取っていたからそうだったんだと今では思えます。

「親に理解されない、認めてもらえない」という思いは、無価値観、自己否定感、自己卑下を生み出し、自分を正当化するために

「親はわかってくれない」「親が悪い」と親を嫌いになり、反抗します。これは親に好かれたい、認めて欲しいと思う気持ちの裏返しです。さらにその奥には「親を無条件に愛したい」という自分の思いがあります。

愛してもらえない(と思っている)のに、相手を愛せるほどの自己愛が育ってません。自己責任として見ない限りは「親のせいで、自分は人生を楽しめない、前に進めない」と自分は被害者だという意識を持ち続けます。「自分がこうなのは親のせいであり、自分ではない」と思いたいのです。が、それを続けていると結局、苦しいのは自分です。

突き詰めていけば、本音は「親を無条件に愛せない自分」が悲しいのです。表向きは「無条件に愛されていない自分」を悲しく思うのですが。そこでこんがらがって複雑化してしまい、思い通りにいかない人生を歩みます。本当はそうすることで自分を罰しているのですが、そこに気づくまでは「親が悪い」「世間が悪い」と思ってしまいがちです。

現実は自分が作り出している。すべては自己責任

でも悪いことばかりではありません。親とそりがあわないことから、自分なりの生きる道を模索することとなりました。

満たされた環境だったらそのまま甘んじて親の言う通りに生きたでしょう。

応援してくれる親だったら全然違う人生になっていただろうと思うことはあります。今でも親の”呪縛”を完全に払拭できたわけではないですから、そこから完全に自由になるのは相当な労力がいると感じます。それでもここまで回復できたことは評価したいです。

どういう環境であっても、それをどう受け取るのか、解釈するのかは自分自身に任されています。私だけでなく、兄にもその悪影響は出ていますので、そういう環境であったことは否めません。そこから脱出するのに私は何十年もかかったということになりますが、脱出できただけでも私はラッキーです。

この過程を踏まなければ、今の仕事はしていないでしょう。なるべくしてなったともいえます。

今は両親に感謝できるぐらいになりました。人の心はずいぶんと変われるものだなあと実感しています。

過去はあなた次第でいくらでも変えていけます。あなたの見方が変われば変わりますから。

結局、過去は「今のあなたがそれをどう見ているか?」という見解であり、事実ではないのです。

「君ならできる」と言う側に

手相カウンセリングを8年間続けましたが、過去の問題を見てそれを癒すというやり方に疑問を感じるようになりました。

問題は掘り下げればいくらでも出てきます。そこに関わるよりも、未来を作っていくほうが大事なのでは?と思い始め、やり方を変えたいと思いました。

そんな時に出会ったのが、苫米地式コーチング。

コーチングには興味を持ってませんでしたが、苫米地英人博士のコーチングの講座を何度か受けて驚きました。

苫米地式コーチングには、未来を創造することはもとより、情報場、ヒーリング、体感覚、古武術などの要素もはいっており、私が求めていたものがここに集約されていると感じました。

「ああ、私はコーチになるんだ」と、これは生涯続けていくだろうなと感じました。
そして認定コーチとなり、手相はやめました。

親に否定ばかりされていた私は、一度でいいから「おまえならできる」とか、「自分の娘だから大丈夫」みたいなことを言って欲しかったと思ってました。1回でも言ってもらえたら人生変わっただろうと思います。

今思えば、これは無条件に認めて応援してくれる人がいたら、という話だったのでしょう。これはたった一人でも十分です。親レベルの存在の人であればなおいいです。人は誰かに心底信じてもらって応援されると、人はすごいパワーを発揮します。

一回でいいから言われたかった私が、今はそれを言う側になっています。

コーチはクライアントの100% 味方になって「君ならできる」とサポートします。

自分が言ってもらえなかったことを人に言う仕事をしているのは面白いですね。

苫米地式コーチングの認定取得後、苫米地博士とともにコーチング普及に努めたコーチングの創始者ルー・タイスの「パフォーマンスエンハンスメントコーチング(TICEコーチング)」の認定コーチにもなりました。

エピソード10へつづく

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